小笠原 父島旅行記 ~エピソード3~ 船上編② 一日目 ~船上、レストラン~
さあ
いよいよ就航です、竹芝の桟橋にも多数の見送りの方が手を振ってます。
いよいよ24時間の船旅のスタートです。
屋上デッキでは見送りの方には全く興味を示さない酒盛りの方や、関係ないのに手を振り笑っているカップルなどがいて、そういった方たちを観察するように見ている俺のようなタイプなど様々だった。
出港するとすぐにレインボーブリッジをくぐり
羽田空港が右手に現れ、数多くの飛行機の離発着を見ることが出来る。「あ!JALだ あれはDELTA?」など飛行機好きと思われる女性が同伴の彼氏と思われる男性にしきりに言っていた。
俺は羽田空港を過ぎ、千葉の工業地帯を抜けたあたりで昼食を取るために4Fのレストランに向かった。
船上での食事は高価なものばかりなので、持ち込みで屋上デッキ等で食事をする方が多かったが、俺はあえて船上レストランで食事することを選んだ。
これもまた、小笠原旅行のだいご味だと思ったからだ。
船上レストランでは電子マネーのSuicaが利用出来るので現金(特に小銭)を持ち歩かない俺にとってはありがたかった。
定番メニューのうどんやカレーもあるがせっかくなので
メカジキ生姜焼きと生ビールを選択した。
船上で飲む生ビールは格別だ。
レストランには一人席も多く(なので1人で食事をする方が男女問わず多かった)テーブルには滑り止めのシートが敷かれており、丸い窓からからは時折タンカーなどのほかの船を見ることが出来るため一人で食事しても何の問題はなった(普段から一人飯は多いので気にする人間でもないのだが)
メカジキ生姜焼き1,500円(税込み)
東京湾内であったからか、特に船は揺れることもなくゆっくり食事をすることが出来た。レストランは満席まではいかない込み具合であった為、食事を済ませても特にすぐ席を立たなければいけないほどではなかった。時計を見ると12時30分...
出港してからまだ1時間30分しかたっていなかった。