小笠原 父島旅行記 ~エピソード6~5日目 コペペ海岸シュノーケリング、境浦、大村地区そしておがさわら丸乗船
目が覚めると、今日で父島を離れる事になると思うと寂しくなった。
恒例の扇浦の朝の散歩も、今日で終わりと思うと寂しくなる。扇浦の海岸も今日で見納めとなってしますが、次に父島に来るときも扇浦エリアに宿泊したいと思った。
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今日は、午前中はコペペ海岸でシュノーケリングをすることにしていたので、かなめママに言って3点セットを借りることにする。
6時間で1,500円 返却が昼前になりそうだと告げると
・かなめママ達も今日のおがさわら丸で内地に行くとの事
・店の前においてくれればいいとの事
・誰も盗む人はいないからとの事
俺は12時ぐらいには返却できることを告げた。
朝食
かなめの食事も今日で最後となる。
本日は洋食。食事を済ませると先ほどの3点セット、弁当代、初日のビール代をまとめて支払いチェックアウトすることにし、荷物はまとめて居酒屋の玄関に置くことと、二見港での待ち合わせの時間を再確認した。
コペペ海岸
夜のコペペ海岸もよかったが、昼のコペペ海岸も静かで最高であった。
10時前に到着したが、先客が一組、しばらくすると二組のカップルがやってきて、計7人ほどでビーチを使用することになった。
水の透明度は台風の影響からか少し濁っていた、また兄島海域に比べると魚影も濃くなかった。
二時間ほど、水中散歩を楽しみコペペ海岸を後にした。コペペ海岸にはシャワー施設が整っていないため、扇浦海岸に移動しシャワーと着替えをすることにした。
扇浦海岸
こちらでシャワー
もちろんドライヤーなどあるはずもなく、髪が濡れた状態でヘルメットを被りたくなかったので、タオルと日差しで何とか乾かすことにした。
3点セットを居酒屋かなめの前に置き大村地区に向かって原付を飛ばしていると、沈没船がある海岸に寄っていないことを思い出したので駐車場に原付を止め浜辺に降りることにした。
境浦海岸
道の上からも透明度の高さが分かる、青い海
沈没船は濱江丸
雲がいい感じに流れている
島のガソリンスタンドで満タンにする予定が、休業...しかたないので実費精算を申込ことにした。
※原付の返却時にガソリン満タンでレシートを持参か、走行距離で実費精算のどちらかになるとの事だった。
小笠原村観光協会
観光雑誌等には、ここから車で何分とかここから徒歩何分と書いてあることが多い、観光の起点
郵便局
消印は小笠原ですので、出港日前日までに投函する事をお勧めする。ビーチコマの前にあるポストは出港日の9時に回収に来ていた。
※ビーチコマで切手の販売はあり。
湾岸通り
原付を返却し、かなめママとの約束の時間まで大村地区を散策すると、あずまやで見たことのある女の子が横たわっていた...ユミン??
ガチで寝てる!?
声を掛けようとも考えたが気持ちよさそうに寝ていたのでそのまま寝かせておくことにした。
大村海岸
船の出港日だからか、海岸には人はほとんどいなかった。
二見港
これから乗るおがさわら丸と帆船みらいへ
お土産
お土産にはラム酒とラー油せんべいをチョイスしたのだが、ラー油せんべいが家に着いてから小笠原で製造されていないことに気づき愕然とした...
意外にもPayPay使える店舗が多かった。右に消印の見本が!絵葉書は入港日に購入することをお勧めする、俺みたいに出港日に購入すると売る切れもあり欲しい絵葉書が買えない可能性があるからだ。
くじらのモニュメント
遠くからでも存在感がすごいが
近くに行くと
カッコいい!!
冬場に来てザトウクジラ見るのも悪くない!
かなめパパと合流し荷物を受け取り、二見港で荷物預り所に預けようとも考えたが、かなめパパが
・父島には泥棒は居ない
・ここで盗まれたことを聞いたことがない
・このままわきに置いておけばいい
にわかに信じがたいが盗まれて困る、貴重品とカメラのみDパックに入れなおしそのまま荷物はターミナルの中に置いておくことにした。
大神山神社
身軽になったので帰りの旅の安全を祈願し大神山神社へ
階段を登りきったところが、神社かと思いきや、結構きつい思いをして登らなくてはならなかった。
途中、ハートロックトレッキングツアーで一緒になった方とすれ違い、上に展望所が二か所あることを聞いた。
展望所に行くと二見港が一望できた。
展望所で休憩して、まだ昼食を取っていなかったので、急いで降りて昼食を取ることにしたのだがここでも選択ミスしたことに気づいた。
13時過ぎにはほとんどの店が「完売」「閉店」となっていたのだ。出港日なので店も早じまいや材料がないこともあるのだろう。
Hale
空いている店に入ったがすでに
・ランチメニュー完売
・あるのはホットサンドくらいとの事だった (´;ω;`)
仕方ないのでビールで腹を満たし
サラダとホットサンドをつまみに食べた。
食べ終わり、店を出ようとすると奥のテーブルからユミンが!
「あら!」とあいさつされ
「え?居た?」と返事し
「はい、奥の方にいましたよ」と返された。
支払いをすませ店から出ると、ユミンが
「この二階に泊まってたんです、で10時にチェックアウトで朝からヨッシーさんのヨガツアーに参加してきたんですけど、眠たくて部屋で昼間で寝ようとしたらダメって言われたのであそこで、さっきまで寝てました」と言って200mほど先にあるあずまやを指さした。
「寝てるの見たよ」と俺が言うと
「え~声かけてくれればよかったのに」とユミンが言ったので
「ガッツり寝てるように見えたけど」と俺が言うと
「はい、ガッツり寝てました」と笑いながらユミンが言った
「まだ早いので座りましょう」と言われたので、2日目以降の父島の事について話をした。ユミンは宣言通りハートロックトレッキングツアーの翌日は徒歩とバスを利用して島を一周しようとしたこと、タコノキの細工を作る教室に行ったことを話してくれた。ユミンの話が終わるころにハートロックトレッキングツアーに参加したほかの2名もあずまやの前を通りかかったので声を掛けみんなで旅の共有をした。
・イルカクジラのツアーに参加したがクジラが見られなかったこと
・俺のツアーはクジラ見られたことや
・カヤックツアーに参加したことなどを聞くことが出来た
旅の話は尽きなかったが、搭乗を知らせるアナウンスが聞こえてきたのでターミナルに移動することにした。
乗船は部屋番号の順番になるのは、竹芝と同じであった、先にユミンが乗船した。ユミンが乗船してから俺はヨッシーさんが、見送りに来るので出来ればわかるようにしてほしいといったことを思い出したので、6Fのデッキに集まることを提案した。
最後に乗船したのが俺だったが、先に乗った二人が場所を確保していてくれた。
太鼓の音が鳴り響き、大きな掛け声もこだましていた。
小笠原名物お見送り!
大勢の中からヨッシーさんを探す三人だったが、中々見つけることが出来なかった。
「あ!あれじゃない?」とターミナルの方を右を指さしたので見てみると確かに
「ヨッシーさん」と大声で何度も叫んだ!
4回目くらいの俺の叫びでやっと気づいてもらえた
「いってらっしゃい!」とヨッシーさん
「いってきまーす」と3人で
「絶対、帰ってきますね!」と俺は叫んだ
するとヨッシーさんは大きく手を振り答えてくれた。
定刻になると船はあっと言う間に港を離れた。
「いってきまーす」
「帰ってきますね!」
と、色んなところから声が掛かっていた。
すると
堤防からダイブする人や
ツアー船が一斉に見送りに来てくれ
自分が参加したツアー船を見つけては、皆大きな声で叫んでいた
「いってらっしゃい!」
「いってらっしゃい!」
俺が参加した、小笠原観光がしんがりだった。
「いってきまーす」
「帰ってきますね!また世話になります!」
と俺は叫んだ。小笠原での貴重な体験が終わりを告げようとしていた...