鹿児島から東京に単身赴任してJGC会員に。そして会社を辞め鹿児島に帰ってきました!人生に旅という喜びを。

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小笠原 父島旅行記 ~エピソード5~ 3日目 ハートロック・トレッキングから小湊海岸星空 

 

早く寝たおかげで朝食前に散歩する時間が出来た。 

扇浦海岸

 

民宿かなめの目の前には扇浦のビーチが広がっているので朝の散歩にはもってこいだ。

家の前がビーチとか最高だろうな...

 

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道のいたるところにハイビスカスが咲いている。

民宿かなめ


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今日の朝食は洋食で少し甘すぎるコーヒーにはまいりましたが、手作りのはちみつで食べるトーストは美味しかった。


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今日のツアーは弁当持参しなくてはならないのだが、かなめママに前日の夕食時に頼むと、ビーチコマに弁当を頼んでくれて、おまけに朝出かける前までに取りに行って頂けます。料金はまとめてチェックアウトの時でいいのですごく便利です。

 ホテルビーチコマ

 

ホテルビーチコマ横の24時間営業の自動販売機ショップ

今日のツアーはこちらのショップ前で待ち合わせとなります。


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結構なつまみの種類です。

外には飲み物の自動販売機がありますので、ビールとつまみがいつでも手に入ります。ハートロックツアー参加者は必ず多めの水分を用意することをお勧めいたします。

 

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今日のツアーはこちらで予約

たびんちゅ

tabinchu55.com

小笠原諸島のハートロックトレッキング

 ハートロックトレッキング

ほぼ時間通りに迎えの車(ハイエースロング)が到着した。運転席からツアー責任者と思われる方が降りてきて俺の名前を呼んだ。間違いないことを俺が告げると、弁当と飲料水を持参しているか確認され同乗の他のツアー客にも確認しているようだった。

「すみません、助手席でいいですか?」ツアー主催者の方に言われ軽くうなずき俺は助手席のドアを開け車に乗り込んだ。車に乗り込みシートベルトをするタイミングで後ろの席をのぞき込み挨拶をした。すると運転席後ろにおがさわら丸で何度か見かけていた笛木優子(ユミン)似(※以後ユミンと呼ぶことにする)もこのツアーに参加しているではないかΣ(・□・;)他の方の顔も確認しつつ人数を確認すると、今回のツアー参加者は俺も含めて6名でのツアーとなるらしい。主催者含め7名でのトレッキングになるようだ。

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駐車場は昨日訪れた小湊海岸手前の駐車場を利用する事になる。あずまやで参加者が6名であること、一人で参加が俺含め4名、一組のみ夫婦で参加することが分かった。

女子4名

男子2名

ガイド(主催者)のヨッシーさんの計7名

あずまやで今回のツアー代金を支払い(たびんちゅで他のツアーを申し込んでいたユミンは2万円ほど支払っていたようだ)トイレに行くことをヨッシーさんに促された。この先トレッキングではトイレは無いこと、多少、野しょんすることが出来るスポットもあるが、見晴らしがいいので女子にはお勧めできないこと、但しトイレに行くことを嫌って水分補給をしないことのないように何度もヨッシーさんが注意していた。確かに今日の天気・気温では熱中症になる可能性のほうが高いだろう、俺も2Lの水分は持ってきているが少し心配になってきた。

 

ツアー参加者はしっかりしたトレッキングシューズも帽子もサングラスも服装もしっかりしていたので、途中ですべったり、汗まみれで日焼けしすぎだろ~なんてことにはなるような心配はなかった。



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駐車場で軽く朝ヨガをする。

ストレッチングに深呼吸

ヨガのポーズ...きついΣ(・□・;)

しっかりストレッチと、ヨガをすることで、けが防止につながるからありがたい。

体も温まりいよいよ出発である。

登山口には注意書きがあり

・ガイド同行

・入林パスの携行などが掛かれていた。

 入山


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俺も自然保護のためにもしっかり靴をきれいにした。


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 自己紹介

男子3名、女子4名のグループだったので、先頭をヨッシーが務め、俺はしんがりを務めることになった。ヨッシーさんの提案で全員の自己紹介を行うことになった。

 

・どうして小笠原に来たのか?

・内地では何をしているのか?

・ニックネームを決めよう

 

言える範囲でという事だったが、最初のユミンが関西出身あること、東京の大学に通っている事、そして年齢と結構な範囲で話したので次に続く、東京に2年限定で働いている、助産婦、夫婦と結構な個人情報をさらすことになった。

 

俺の番になっったので

・会社を辞めたこと

・鹿児島に帰る事

・小笠原がフェリーでしか来れないこと

・鹿児島でも離島の旅が好きだったことなどを話した。

 

愛称は夫婦の旦那が俺の小学校の愛称を使われたので、俺はサクと呼んでもらいたいと告げた。理由は世界の中心で愛を叫ぶの主人公が朔太郎でサクと呼ばれていたこと、俺も名前にサクとあること、響きがいいことを言った。

 

「ハイ!ではこれからは決めた愛称で呼ぶことにしましょう( ´∀` )」とヨッシーさんの掛け声でトレッキングは始まった。

 

往路は途中まで林の中を歩くことになる。前日の雨の影響でトレッキングシューズを履いていても滑ることが何度かあった。


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トレッキング中に何度かヤギを見かけることがあった。こんなに近くに何頭も見ることが出来るのはまれだという。


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この写真にも黒いヤギが写っている。目の悪い俺はしばらくの間見つけることが出来なかった。


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父島のタコノキ

ここで全員のピースサインを撮るのが定番らしい。


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結構この写真撮るのきつかった。

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戦跡は途中にも。


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林を抜けると見晴らしのいい場所を通り抜けると一番の難所が待ちかまえていた。


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ほぼ垂直の崖を滑らないように降りる。

ロープをしっかり持ち滑らないように注意しながらゆっくり歩を進める。


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赤い土を踏みしめるようになったら、このトレッキングのゴール千尋岩に到着だ。

ザトウクジラの見られるシーズンにはここからも見ることが出来るらしい。

母島もきれいに見えた。


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千尋岩

 

今回のツアー参加者全員で

ワンピースポーズ!

 

「俺たちは仲間だ!」

 

※漫画では左手...

 

左から 俺、ユミン、以下...
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明日、上陸する予定の南島もきれいに見える。

 

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ひと通りジャンプ写真とかを撮影したら、昼食だ。

所々、草の保護をしているのでヨッシーさんの注意を聞きながら弁当を食べる場所に腰を下ろした。下が赤土なのでそのまま腰を下ろすとお尻が汚れるのだが、ちゃんとヨッシーさんが人数分のシートを用意していたのでツアー参加者が復路でお尻が汚れたまま歩くことはなかった。

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この景色を見ながらの弁当
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500mlペットボトルを上りで2本飲んで弁当を食べたのだから、リュックは多少軽くなったのだろう。もうちょっとゆっくりしたかったが時間になった。


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復路は往路とは一部違う道を進むことになるので、戦跡が数多く存在し少し広くなった場所で、ヨッシーさんが太平洋戦争と小笠原の歴史について話してくれた。

 

・硫黄島慰霊祭に参加したこと

・戦後、父島がアメリカ領土だったこと

・戦後、全島民が本土へ強制送還されたこと

・今住んでいる人々はネオ島民と言われている事

 

父島の事について、ツアーなどの事は調べてきていたが歴史について全く無知であることが恥ずかしかった。硫黄島の近くであることから戦時中に何かが起こっていたことは想像できたはずなのに...

 

米軍基地権と日米密約: 奄美・小笠原・沖縄返還を通して

米軍基地権と日米密約: 奄美・小笠原・沖縄返還を通して

  • 作者:信夫 隆司
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: 単行本
 

 

Wikipedia

アメリカ施政権下の小笠原諸島

 

これは戦時中のトラック
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ヨッシーさんの話を聞いてから、ツアー参加者は今ある平和をかみしめながら一歩一歩歩き始めたはずだ。いつか硫黄島にも行けるようになったら慰霊に訪れたいと思う。

鹿児島にも知覧に平和祈念館があるが、また機会を見つけて訪れたいと思った。

 

 復路は下りであることからツアー参加者全員送れることもなく無事に下山することが出来た。最後に駐車場横の芝生で全員の集合写真を撮ってこのツアーは終了となった。

 

所々でヨッシーさんが撮影した写真を共有してくれると言っていたのだが、インスタに投稿することが共有する事だったようだ。お忍びで参加される方、SNSに投稿されるのがまずい方は事前にヨッシーさんに伝えることをお勧めする。(不倫旅行などで父島に来る方はそうそういないと思うが...)

 

たびんちゅ・インスタ

 

俺の中では、車の中でユミンに千尋岩頂上で撮影した写真を、エアドロップで共有して今回のツアーは終了となった。帰りはかなめの前で降ろしてくれたので行きもここで良かったんじゃないの?と思った。もしツアーに参加される方は事前にヨッシーさんにお願いしたほうがいいだろう。

 

部屋について急いで出かける準備をして、夕日スポットのウエザーステーションまで原付を飛ばした。

 

ウエザーステーションは夕日を見ようと同じような人でごった返していた。途中の道も数人歩いていたのでこれからもっと増えるのだろう。

 

時間には間に合ったが水平線に雲が...

ウエザーステーションの夕日

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グリーンフラッシュはおろか、海に沈む夕日も見ることが出来なかった...


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 日が沈むと蜘蛛の子を散らすようにさっと、夕日目当ての人が居なくなった。しばらく動かない人たちはこのまま星空観賞をウエザーステーションでしようと考えている人たちだろうか。

 

俺は夕食時間をかなめママと約束しているので、急いでかなめに戻り。

 

本日は夕食後、月の入りの時間を調べて星空観測のために、昨日下見をした小湊海岸に行くことにしていたのでアルコールを飲むことはできなかった。アルコールは星空観賞から帰ってからの楽しみにする。

かなめの夕食

毎食バランスが良く、品数もちょうどいい。これにビールがあれば最高なんだが...
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夕食後は2時間ほどテレビを見て時間をつぶすことになるが、昼間のトレッキングの疲れから寝落ちしそうになる。ここは我慢しないで30分程仮眠して深夜まで星を見ることにしようと考えていた。民宿かなめのいいところが部屋の出入りが深夜でも隣の部屋の方の迷惑にならなければ問題ないということだ。星空観賞で父島を訪れる方には最適の宿ではないだろうか?

 

知らない間に寝てしまっていて、ハッと飛び起き時計を確認した...

21:30 ほっと胸をなでおろす。ちょうどいい時間に目を覚ますことが出来た。顔を洗い眠気覚ましのコーヒーを飲み、準備していたカバンの中身を再度確認する。

カメラ(電源OK,SDカードOK)ヘッドライト、三脚 撮影道具一式OK

小腹が空いたとき用のお菓子とお菓子と飲み物OK

寒くなったとき用のウインドブレーカーOk

大丈夫!いざ出発

 

昼の小湊海岸

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夜の小湊海岸は当たり前だが、街灯は全くなく

自分で用意したヘッドライトだけで回りを照らさなければいけなかった。原付置き場から海岸までは数分歩かなければならず、森の奥で物音がすると(小動物?)ビックッと体が反応した。海岸に着いたら当たり前だが誰も居なかった。

 

カバンからカメラを出し三脚にセットし、ヘッドライトを白色LEDから赤色LEDに変更し暗闇に目をならしてから、俺はゆっくり顔を上げて目を大きく開けた...

 

 

............。

 

しばらく声にならなかった

 

...

 

想像はしていたが

 

俺の想像を軽く超えるほどの星の数.

 

今まで見たことのないような星の数..

 

 

プラネタリウムでしか見たことのない星の数...

 

 

 

俺は顔を上げたまま

 

 

満天の星空を見ながら

 

 

しばらく立ちすくむことしか出来なかった...

 

 

 

夜の小湊海岸

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